【令和6年度 日本語学習支援実践者研修】を実施しました。
2025(令和7)年2月5日(水)、2月13日(木)、2月20日(木)、2月27日(木)の4日間にわたり、「日本語学習支援実践者研修」を実施しました。
本研修には、日本語ボランティア教室、日本語学校、国際交流協会、行政等で日本語学習支援に携わる延べ58名(4日間)の方にご参加いただきました。
第1回は、「地域日本語教育を概観する」と題し、(公財)かながわ国際交流財団の報告後、学習院大学金田智子先生に講義を行っていただきました。当財団からは神奈川県の地域日本語教育の現状について話し、講師の先生からは「地域日本語教育体制づくりに向けたこれまでの取り組み」、「日本語教育の参照枠」、「生活Cando」などについて、お話しいただきました。
第2回は、「自身の取り組みを振り返る」と題し、講義を通して、参加者がそれぞれの取り組みを振り返る機会としました。講師から示された枠組みをもとに、参加者同士で自身の携わる教室活動について情報交換したり、取り組みたい内容を話し合い、今後の自身の活動をより良いものにしていくためにどのようなことが必要かを学びました。
第3回は、「外国人住民の視点から考える」と題し、神奈川県在住の外国人住民の方をゲストスピーカーにお招きし、来日後に直面した困難や自身の日本語学習の経験などについてお話しいただきました。研修後半では、前半のゲストスピーカーの話などを踏まえ、参加者同士で地域日本語教室の在り方などについて意見交換しました。
第4回は、研修全体の振り返りを行いました。参照枠や生活Candoの考え方を学ぶことを軸に、異なる立場から地域日本語教育に携わる互いの状況を共有しながら、神奈川県の地域日本語教育の推進のために必要なことについて、闊達に意見を出し合い、一緒になって考えることができました。
【参加者の皆さまの声をごく一部ですが、ご紹介します。】
・今後の地域日本語を考えるよい機会になりました。
・自分たちの教室活動が地域日本語教育全体の中でどのような位置づけになるかよくわかりました。
・自分の役割を振り返る機会になってよかったです。
・自分と対話して、ほかの人と共有する。おかげで考えを整理して新しい気付きを得ることができました。
・いろいろな立場の方の意見を聞く事ができて、参考になりました。
・自分の考えを再認識できたことやほかの立場の違う方の意見が伺えてよかったです。
○事業概要(チラシ)はこちら