日本語にこだわらない、日本語教室とは?
~“日本語を教えない実践”から、これからの地域日本語教育について考える~
地域のボランティアによる日本語教室において、学習者に必要な日本語とは、学習者に合った学習方法とは、どんな活動でしょうか。教科書を使った学習にこだわらず、学習者に寄り添った教室活動をしている方々からお話を伺います。
- 【日時】
- 2025(令和6)年2月13日(木) 18:30~20:30
Zoomによるオンライン開催(18:00から入場可能) - 【定員等】
- 定員100名(無料)
・要事前申込
※日本語教育に係る資格や経験は問いません
・申込者への招待URLの連絡:2月11日(火)(予定) - 【内容】 <第一部>
- 1.基調講演
●福村 真紀子氏
(多文化ひろば あいあい(東京都日野市)代表)
2.教室紹介・トークセッション
●光本 京子氏
(伊勢原インターナショナルクラブ(伊勢原市))
●浦野 美和子氏
(あしがらNIHONGO(南足柄市))
●辻 翠氏 霧が丘ぷらっとほーむ
(日本語カフェ(横浜市))
<第二部>
3.参加者交流タイム
ZOOMのブレイクアウトルーム機能を使った参加者同士の自由な交流の時間
- 【主催】
- 神奈川県(実施:公益財団法人かながわ国際交流財団)
- 【申込方法・申し込みに関する問い合わせ先】 (1) 申込方法
-
(2) 申込みに関する問合せ先
公益財団法人かながわ国際交流財団 地域日本語教育推進グループ
Email:
電話:045-620-0011
申込フォームよりお申し込みください。
申込締切:2025年2月10日(月)
●福村 真紀子(ふくむら まきこ)氏 (多文化ひろば あいあい(東京都日野市)代表)
2010年に地域日本語教育の一環として親子サークルを立ち上げ、代表者として、料理や農体験を媒介とした交流活動をデザインしてきました。また、茨城大学助教として、工学を学ぶ留学生に日本語を教えるかたわら、麻雀交流会を運営し大学内外の人たちの交流を目的とした地域活動にも従事しています。同時に、日本のさまざまな地域をめぐり、日本語にこだわらない日本語教育を提唱しています。著書『結婚移住女性のエスノグラフィー:地域日本語教育の新しい在り方』(早稲田大学出版部)、『ことばと公共性:言語教育からことばの活動へ』(明石書店)
●光本 京子(みつむら きょうこ)氏 (伊勢原インターナショナルクラブ(伊勢原市))
伊勢原インターナショナルクラブは、1987年に4名のフィリピン人の方向けに『漢字勉強会』を開いたのが始まりです。コロナ禍にオンラインクラスも立ち上がり、現在木曜日、土曜日、オンラインで運営しています。夫の転勤で英国に住んだ経験から、慣れない土地で生活している外国人の方々の役に立ちたいと思い、2012年に日本語ボランティアとして活動を始めました。教えるといっても、実際には生徒さんから教わることも多く、地域の友達として互いに学び合ってきたというほうが近いです。地域ボランティアの醍醐味は、町の思いがけないところで生徒さんとばったり会うこと。さまざまな経歴を持ったボランティアの方々との交流もまた豊かな時間です。
●浦野 美和子(うらの みわこ)氏 (あしがらNIHONGO(南足柄市))
南足柄市でスタートしたあしがらNIHONGOは4年半が経過しました。現在、土曜日夜の岩原教室と木曜日午前の開成教室で活動しています。スタッフも学習者も忙しい中、週に一度顔を合わせて日本語の世界を広げ、終わったら笑顔で「楽しかった。また来週!」と声を掛け合うのが一番うれしい瞬間です。コロナ禍でオンラインクラスの時期もありましたが、対面クラスは手ごたえが違います。交流の楽しさを多くの人に知ってもらえたらと願っています。そして地元のいろいろなイベントに一緒に参加して地域との交流も少しずつ後押ししていこうと考えています。
●辻 翠氏(つじ みどり)(霧が丘ぷらっとほーむ 日本語カフェ(横浜市))
2024年4月から日本語カフェに携わっています。NPO法人霧が丘ぷらっとほーむが運営する地域コミュニティカフェ「ぷらっとkiricafe」で、毎週水曜日に、主に外国人の主婦の方を対象とした「日本語カフェ」を運営しています。外国人の主婦の方は、仕事で社会とつながっている旦那さんとは異なり、言葉の壁もあり、地域のコミュニティとつながることが難しくなっています。そのような主婦の皆さんが、生活の相談もでき、ふらっと立ち寄り、日本語で会話できる居場所づくりを目指しています。 日本語教室を通して、お互いの国の文化・習慣を学び合い、知ることはとても楽しく、やりがいを感じています。
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