フォーラム「みんなで“まなびほぐす”美術館」(平成29年7月8日)開催しました!
―多くのご参加、誠にありがとうございました。
7月8日(土)、横浜市中区の関東学院大学関内メディアセンターにて、マルパの最初のイベント、フォーラム「みんなで“まなびほぐす”美術館」が開催されました。おかげさまで、一般参加者54名、ゲスト参加者(障がいのある方、定住外国人の方)14名、ユースボランティア29名、運営側36名、あわせて133名が参加したプログラムとなりました。
(第Ⅰ部)
伊藤亜紗さん(『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)の著者)が聞き役となって、ライラ・カセムさん(グラフィックデザイナー)と光島貴之さん(美術家・鍼灸師)のお二人がゲストスピーカーとして登場した第Ⅰ部オープニング・トーク「障がいを超えるアートプログラム・美術館とは?」では、美術館やそのワークショップに多様な背景の人が集い作品を楽しみながら、関わり合うこと自体の面白さと、その関わり合いが普段の生活の中で、障がい者や外国人に出会ったときにやさしいまなざしにつながる可能性について触れられました。
(第Ⅱ部)
マルパメンバーがファシリテーターやその補助を務めた第Ⅱ部「みんなで楽しめるアートプログラム・美術館とは?」では、「いま居るテーブルのメンバーで、やってみたいアート体験って何だろう?」等3つのテーマで、みんなが楽しめるアートプログラムについて、ワールドカフェの手法(4~5名が1つのテーブルに集まって、正解を求めずにオープンに会話することで、お互いの思いを共有したり、気づきやアイデアを生み出していく話し合いの方法)で、参加者同士が対話を重ねました。
下記は参加者の声の一部です。
「芸術・アートには自分で受け取ってそれを他人に伝えることの大切さや楽しみがとても大きいことを感じた。」
「いろんな人との交流から、新たな考えが生まれ、学び、ほぐされました。ありがとうございました。」
また、ボランティアで参加してくれた学生からは自分が得た気づきについてこんなコメントが寄せられました。
「無理に自分のイメージを伝え、理解してもらうのではなく、相手のイメージを知り、自分と相手のイメージを合わせたらどうなるのか。どんな進化をするのか、退化をするのか、知って楽しみやおもしろみを見つけることも重要だと思いました。」
今後、フォーラムでの気づきを活かして、マルパはインクルーシブなワークショップを各館で実施していきます。