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マルパ演奏会「冬から春の音風景 澤村祐司が触れる箏の世界」(平成30年3月4日)を実施しました!

神奈川県立近代美術館 葉山では展覧会「白寿記念 堀文子展」、同館コレクション展「冬の旅、春の声」に合わせて、生田流筝曲家の澤村祐司(さわむら ゆうじ)さんによる演奏会「冬から春の音風景 澤村祐司が触れる箏の世界」が開かれました。

当日は展示室内での会話を楽しんでいただく「会話を楽しむ日」ということもあって、演奏会に先立って、盲学校の児童がボランティアの大学生と交流しながら、展覧会鑑賞と野外彫刻の鑑賞(触察)を行いました。


〈大学生との野外彫刻の触察〉

演奏会では、日本古謡「さくらさくら」をもとに、澤村さんが朗読ミュージカル『山崎洋子の世界』の劇伴として作曲した「『葉桜のころ』によせて」が最初に演奏されました。続いて八橋検校の古典曲「みだれ」、堀文子が手がけた絵本『みち』の詩に澤村さんが作曲した新作の初演、島崎藤村『若菜集』「春」から澤村さん作曲の「たれかおもはむ」が演奏されました。澤村さんの素晴らしい演奏に対してお客様から自然とアンコールの拍手が沸き起こり、それに応える形で最後に滝廉太郎作曲の「荒城の月」が演奏されました。


〈演奏中の澤村祐司さん〉

今回の演奏会では120人以上のお客様が来られ、どの方も澤村さんの演奏に非常に満足されたようでした。演奏会が終了した後、講堂にて盲学校の児童・生徒とその保護者の方2組と澤村さんとの交流会を行いました。