災害支援フォーラムinかながわ 終了報告 ~ネパール大地震の復旧・復興支援を通して災害支援のあり方を考える~
2015年11月22日(日)かながわ県民センターにおいて、かながわ復興支援ネットワーク・ネパール日本協力会・(特活)神奈川災害ボランティアネットワークとともに、県民やNGO/NPOによる市民レベルの災害支援のあり方、支援方法について考えることを目的とした「災害フォーラムinかながわ」を開催しました。当日は、約130名の方にご参加いただきました。ご協力・ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
【フォーラムの概要】
当財団のジギャンからは大地震から半年経過したが、まだテント住まいの人が多く、家屋の確保が大きな課題であること、復興庁が設置されることになったが、長官の任命や役割などが決まっていないこと、大地震の風化が日本でもネパールでも懸念されることなどの報告がありました。
支援活動の報告をしていただいた県内NGO/NPO5団体は
地球の木:活動地域で職業訓練やシェルター、ラーニングセンター建設などを支援をしています
ネクサス・グリーンアライブ:募金で集めたお金で制服と体操服を支給し学校の柵の支援を実施
ネパール教育支援の会:支援している村にヘルメットや緊急用の車輌を支給
ネパリバザーロ:被災者キャンプなどで約16000人の人たちへ仮設小屋の設置や食糧の支援を実施
ラブグリーンジャパン:野菜栽培の研修、家畜の飼育などの支援を行っている地域を中心に支援を実施
ディスカッションでは「政府との調整」「他の団体と連携」「復旧の支援でこまったこと」「県内・地元の企業、学校、関係機関との連携」などについてディスカッションをしていただきました。
大橋正明氏による講座「市民社会と防災・減災」では、国際機関における人道支援の考え方、今回の地震から見えてきたこと、今後のネパールへの協力で求められること、そして世界的な会議で防災の枠組みが決まったことなどのお話がありました。
詳しい報告書はこちらからダウンロードできます。